難治性ニキビにイソトレチノインという選択|なかにし︎形成外科クリニック|近鉄生駒駅の形成外科・美容皮膚科

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難治性ニキビにイソトレチノインという選択|なかにし︎形成外科クリニック|近鉄生駒駅の形成外科・美容皮膚科

今回は、難治性のニキビに悩む20代女性に、イソトレチノイン(アクネトレント)20mgを5ヶ月間処方した経過をご紹介します。

内服前、内服後1ヶ月、内服後5ヶ月のビフォーアフターの写真を掲載します。

内服前の状態

患者様は、数年間にわたって繰り返す重度のニキビに悩まれていました。通常の外用薬や抗生剤では効果が見られず、皮脂分泌の亢進による嚢腫性ニキビが目立っていました。

内服後1ヶ月目

イソトレチノインを内服開始して1ヶ月後、皮脂分泌が抑えられ、赤みや炎症が軽減し始めました。この時点では、新規ニキビは格段に減りましたが、まだニキビの炎症が残っており、治療を継続しました。

内服後5ヶ月目

内服を開始して5ヶ月が経過した時点で、ほとんどのニキビが消失しました。皮脂分泌が安定し、炎症や赤みもほぼなくなり、患者様は非常に満足されています。再発もなく、生活の質が大幅に改善されました。

イソトレチノインの特徴

イソトレチノインは、皮脂腺の活動を強力に抑え、ニキビの根本原因に働きかけるため、再発や治りにくい重度のニキビに対して効果的な治療法です。ただし、合併症のリスクがあるため、内服には慎重な管理が必要です。

注意点

  1. 自費診療:日本では厚生労働省の承認が取れていないため、保険適用外です。
  2. 採血検査:処方前に必ず血液検査を行い、女性の場合は妊娠反応検査も必要です。
  3. 副作用:肝機能障害、口唇乾燥、皮膚の乾燥などのリスクがあるため、医師の指示に従って治療を行う必要があります。

費用

イソトレチノインは自費診療となり、費用は診察時にご説明いたします。

まとめ

イソトレチノインは、重度のニキビに対して非常に効果的ですが、しっかりとした医師の管理のもとで治療を行うことが大切です。興味がある方は、ぜひ一度ご相談ください。

主なリスク:肝機能障害、口唇乾燥、皮膚乾燥、頭痛、関節痛、妊娠中の使用禁止

治療をご希望の方は、まずは当院の診察をご予約ください。