
結論から言うと、XERFは「ハイフとタイトニングポテンツァをつなぎ、完成度を高める治療」です。
当院では、引き締め治療は「どれが一番か」ではなく、
どの層に・どのタイミングで・どう熱を入れるか
を最も重視しています。
これまで主流だった引き締め治療
【ハイフ・フルショットREVO】
ハイフ・フルショットREVOは、深部から引き上げる土台作りの治療です。
まず4.5mmで両頬の深部にしっかり熱を入れ、
その後、顔全体に3mm・2mmで満遍なく引き締め、
最後に円形1.5mmで目周り・額・ほうれい線など細かい部位を小回りよく調整します。
すべてドット照射のみで行い、
リニア照射による脂肪コケを避けることで、
ハイフ特有の「コケ感」のリスクを最大限抑えながら、
しっかりとした引き締めとリフトアップを実感できる全体照射を行ってきました。
【タイトニングポテンツァ】
タイトニングポテンツァは、表層〜中間層の質感を仕上げる治療です。
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DDRチップで真皮層2.5mmへのプレヒーティング
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ダイヤモンドチップでモノポーラー+バイポーラーによるしっかりした熱入れ
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SFAチップで表皮への“アイロンがけ”のような小ジワ改善
特に目周りは重点的に行い、
ハリ・小ジワ・質感の完成度を高める役割を担っていました。
ハイフから2週間ずらしてタイトニングポテンツァを行うことで、
それぞれの効果を実感しながら、肌全体の引き締めを完成させる、
というのがこれまでの当院の基本戦略でした。
この基本的な方針はXERF導入後も大きく変わることはありません。
XERF(ザーフ)が加わった意味
【DEEPモード】
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6.78MHz:細胞隔壁を中心とした加熱
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2MHz:真皮〜深部脂肪実質まで届く深部加熱
このダブル周波数により、
表層から深層まで「面」でしっかり熱が入ります。
→ リフトアップ
→ フェイスライン改善
→ 二重顎のボリュームダウン
が同時に期待できます。
【MIDDLEモード】
6.78MHzで
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ハリ・ツヤ改善
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引き締め
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コラーゲン線維の収縮・再構築
を担います。
【SHALLOWモード】
真皮浅層へのアプローチで、
を行います。
XERFの本質的な位置づけ
XERFは、
ハイフ・フルショットREVOとタイトニングポテンツァの“良いところを1回で面として行える治療”です。
さらに重要なのが、
痛みが非常に少ないという点です。
ハイフよりも、
ポテンツァよりも、
XERFは圧倒的に受けやすい治療です。
では、ハイフやポテンツァは不要になるのか?
答えは NO です。
XERFは「代替」ではなく、
両者をつなぎ、完成度を高める存在です。
1点、ハイフ・ポテンツァに置き換わる可能性があるとすれば「痛みに弱い方」でしょう。
痛みに極度に弱い方は最初からXERFを選択されるのも良いかと思います。
なかにし形成外科クリニックのおすすめ治療導線
【基本プラン】
1st:ハイフ・フルショットREVO
2nd:タイトニングポテンツァ(ハイフから2週間後)
3rd:XERF(ハイフから約3ヶ月後)
→ 深部 → 表層 → 全層の再構築
という、理想的なレイヤー設計です。
痛みに弱い方へのプラン
1st:XERF
以後:3ヶ月ごとにXERF
という進め方でも十分に成立します。
無理なく、
でも確実に、
引き締めと若返りを積み上げていく治療です。
XERF治療を最大限に活かすために ― 当院が推奨する「2週間後マッサージピール(ピルケア)」という考え方
XERF(ザーフ)は、皮膚の中間〜深い層に熱エネルギーを与えることで、たるみの引き締めやハリ感の改善を目指す治療です。
照射直後から「引き締まった感じ」を実感される方も多い一方で、XERFの本当の効果は、治療後しばらく時間をかけて現れてきます。
これは、熱刺激によって皮膚の内部でコラーゲン再構築が始まり、少しずつ肌の土台が作り直されていくためです。
XERF後の皮膚では、軽い炎症反応が起こり、その後「修復・再生のフェーズ」へと移行します。
当院では、この修復が本格化し始める治療後約2週間というタイミングに注目しています。
2週間前後は、過度な刺激を避けつつ、次の一手を加えることで、治療効果をより完成度の高いものへ引き上げやすい時期だからです。
そこで当院が推奨しているのが、
XERF → 2週間後にマッサージピール(ピルケア) → さらに2週間後に診察で評価
という流れです。
マッサージピール(PRX-T33)は、皮膚表面を強く剥がすピーリングとは異なり、肌の奥に穏やかに働きかけ、ハリ・ツヤ・明るさを引き出す治療です。XERFで「肌の構造」を引き締めた後に、マッサージピールで「肌の質感」を整えることで、内側と外側の両方からアプローチすることができます。
XERF後2週間という時期は、赤みや熱感などの反応が落ち着き、肌が再生モードに入っている状態です。この段階でマッサージピールを行うと、真皮の修復を邪魔することなく、むしろコラーゲンの再構築を後押しするような形で働きます。また、XERF後に出やすい「くすみ」「ごわつき」「乾燥感」を整え、引き締め効果を“見た目の変化”として実感しやすくなる点も大きなメリットです。
さらに、マッサージピール後から約2週間後に診察を行うことで、XERF単独では分かりにくかった変化や、組み合わせ治療による仕上がりを客観的に評価できます。この時点で、十分に満足できる状態であれば経過観察とし、もう一段階上を目指したい場合には、次の治療をご提案することも可能です。
すべての方に必ず必要な流れではありませんが、
「XERFの効果をしっかり完成させたい」
「引き締めだけでなく、肌そのものもきれいに見せたい」という方にとって、このステップ治療は非常に理にかなった選択肢です。
当院では、一度の治療で終わらせるのではなく、肌の変化の流れに合わせて最適なタイミングで次の一手を加えることで、無理なく、納得感の高い結果を目指しています。XERF治療をご検討中の方は、ぜひこの「2週間後マッサージピール」という考え方も含めてご相談ください。
まとめ(重要ポイント)
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ハイフ:深部を「点」で引き上げる
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ポテンツァ:表層を「仕上げる」
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XERF:全層を「面」でつなぎ、完成させる
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XERFは最終仕上げとメンテナンスの要
なかにし形成外科クリニックでは、層ごとに最適な治療を、最適な順番で行うことを何より大切にしています。