実際クリニックが営業できるのはまだ半年以上先です。現状ではまだ未定なことも多いのですが、現時点ではっきりしていることなどをお伝えします。
開業すると考え始めてから、まずは開業に関する知識がなかったので、一般常識を得るためにも様々な書籍を読みました。何事もおおよそ５−６冊も専門書を読めばパターンが見えてくるもので、共通して言われていることは「目標（目的）と理念を最初にしっかり持つこと」を重要視されていました。
自分がなぜ開業しようとおもったのか。
どんなクリニックにしていきたいのか。
「クリニックの目標と理念」をしっかり持つことで、様々な選択を迷わず決定していけるのだと感じました。確かに基本的なことですが、あらたまって聞かれると即答できませんでした。やりたいことはなんとなくぼんやりとイメージは出来ていたのですが、それを一言一句、文字に起こす作業を行いました。
クリニックの目標像（目的）
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クリニックの目標像＝事業コンセプトです。これについて一文で述べると
「患者満足度の高い、高度な形成外科診療・フットケア診療・美容診療を奈良県生駒市の地域を中心に展開する」
上記が、すべての根源になる事業コンセプトとなります。クリニックの目標像（目的）です。
当たり前のことかもしれませんが、この大きな目的を見失わないように、必要なものと必要でないものを取捨選択していくことにしました。
それを実現するため、目標を少し深堀りした「基本理念の３本柱」を考えました。
なかにし形成外科クリニック 基本理念
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- 患者満足度が高い、患者さんに寄り添った形成外科診療・フットケア診療・美容診療を提供する。
- 幅広い年代の患者様から信頼され、地域に必要とされるクリニックを目指す。
- 職員満足度を高く保ち、現状に妥協せず、常に新しいことに向かって前進していく。
こういう「概念」を考えているとき、色々と気づいたことがありました。これまで総合病院で形成外科を運営していたように、「なんでも対応できる」わけではないということ、広く対応しようとすればするほど、事業規模が拡大してリスクも大きくなること、当たり前ですが患者さんが来てくれなければ事業は失敗するということ。
目標と基本理念は「事業経営のコンパス」のようなものになると思います。方向性・選択肢に迷ったらそこに立ち戻って考えるようにしたいと思います。
理想像の実現にむけて
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奈良県生駒市の地で地域に必要とされるクリニックを目指す→アクセスの良い立地は欠かせない。生駒市の中心でもある近鉄生駒駅付近に場所を探しました。見つかったテナントは近鉄生駒駅から１分。駅改札からクリニック入り口まで屋根があるので、雨の日も濡れずに来院できます。
地域に必要とされるクリニックを実現するために、現状では土日・夜間も対応を予定しています。総合病院では人事の問題もあり、なかなか実現できなかったことです。お仕事をされている方の「形成外科需要」に答えられるように、仕事帰りでの受診や、土日対応も体力が続く限り実現していきたいと思います。
患者さんの満足度が高い診療を目標に、「皮膚腫瘍・眼瞼下垂・下肢静脈瘤の日帰り手術」の対応に力を入れていきたいと思います。生駒市立病院でも好評であった、「高度で細やかな保険フットケア治療、義肢装具士と連携したインソール療法・フットウェア提供」も、自分が提供できる形成外科の持ち味なので、さらに飛躍させていきたいと考えています。
患者さんに寄り添った美容診療 これを実現するには、「リーズナブルで満足度の高い美容治療の提供」「スマホ・WEBからの簡単な予約体制」が必要と考えます。美容診療はひとによっては一歩踏み出すのに非常に勇気がいる繊細な領域でもありますし、価格帯も気になって受診しづらいときもあります。診療の安心感は「これまでの経験とキャリア」に加えて、術後のfollow up体制や術前のカウンセリング体制をしっかり整えることで実現させていきたいです。基本価格設定は「敷居がなるべく低くなるような設定」を考えたいと思います。
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