CPチップを使用したポテンツァの効能は以下の通りです。
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薬剤の浸透促進:CPチップは、皮膚に微細な穴を開け、同時にラジオ波を照射することで、薬剤の浸透を大幅に向上させます。ポンピングチップの構造から、針の孔にしっかり陰圧を掛けて薬液を注入することで美容成分を効率的に肌の深層まで届けることができます。
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肌の再生・改善:ラジオ波の作用で、コラーゲンやエラスチンの生成を促し、肌の弾力やハリを改善します。これにより、しわやたるみの改善にも効果的です。
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毛穴やニキビ跡の改善:CPチップは、毛穴の引き締めやニキビ跡の改善にも有効です。皮膚のリジュビネーション効果があり、肌のテクスチャーを滑らかに整えます。
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ダウンタイムが短い:比較的穏やかな治療で、皮膚への負担が少ないため、ダウンタイムが短く、日常生活への影響が少ないです。
- マックーム(ポリL乳酸)の導入:マックーム(ポリL乳酸)は、皮膚に注入されることでコラーゲン生成を刺激し、肌の弾力やハリを改善します。これにより、しわやたるみが徐々に改善されます。効果は数か月かけて徐々に現れますが、1回の治療で効果が長期間持続します。フィラーのように一時的に物理的なボリュームを増やすのではなく、自然なコラーゲン生成を促してボリュームを回復させるため、仕上がりが自然です。
CPチップポテンツァ(マックーム導入)は、肌の再生と美容成分の効果的な浸透を組み合わせた総合的な美容治療です。
CPチップ・ポテンツァが良い適応となる病変
①毛穴開大
②ニキビ痕
③小じわ
④肌質改善
CPチップ・ポテンツァの仕組みから効果を考える
Sチップと同じくMハンドピースを使います。
25本針のポンピングチップを使います。
【針を刺す】+【ラジオ波焼灼】+【薬液注入】の3役が出来るチップで、ポテンツァの中で最も高性能です。
CPチップの施術では、設定がかなり重要です。モノポーラ―とバイポーラー、2MHzと1MHzの使い分けが非常にポイントとなります。
CPチップは薬液を針穴に注入する「ポンピング」が使えます。ドラッグデリバリーとも呼ばれます。
実際インクを使って寒天組織にどれくらい薬液が入っているか、確認した実験があります。
左の図は「ダーマペン」などのマイクロニードル単体での薬液浸透です。薬液を塗った状態で針を刺してもそれほど深部まで薬は届きません。
一番右の図は「水光注射」のイメージです。薬液は入りますが「玉」になってしまい均一とは言えません。
真ん中が「CPチップ」による結果です。浅い層に均一に薬液が浸透しているのがわかります。
薬液はマックームという「ポリL乳酸」の製材を使用します。
ポリL乳酸が肌の浅い層に浸透することで、コラーゲン生成を促進し、自然なボリュームアップとしわ・たるみ改善効果が数か月かけて持続的に現れます。
【針侵襲の創傷治癒効果】+【ラジオ波の熱収縮】+【マックームの薬液浸透】の3つが効くのがCPチップ・ポテンツァです。
当院でのこだわりポイント
CPチップはメーカー推奨のプリセットのモードではイマイチです。当院ではこだわりの「マニュアルモード」で1パス目、2パス目、3-4パス目(ドラッグデリバリーの設定)と3種類の設定を変えて施術を実施しています。理由は・・・
こちらがメーカー推奨の「Pumpingモード」こちら、1MHz+モノポーラ―の設定です。メーカー仕様ではこちらでLevel5くらいで2-3パスというざっくりした指示しかありません。
CPチップで当院がこだわっているのは以下の3点です。
①表面麻酔が効いているうちに、針侵襲の作用を得るための針穴を全体にしっかり作成しつつ、後半のドラッグデリバリーで薬液が浸透しやすくなるように「下穴」をしっかり作る。
②1-2巡目でRFの作用をしっかり効かせるために、モノポーラ―・バイポーラーを駆使して、周波数(1MHz、2MHz)も調整して1~2巡目を行う。
③ドラッグデリバリーは「刺したところに陰圧で薬液が入る」ので、最後はラジオ波をオフしてダブルショットで薬液浸透がメインの3-4パス目を行う。
1パス目は1MHz、モノポーラ―モードで顔全体の照射を行います。マックームは熱を入れながらでも浸透可能なので
1パス目からマックーム導入も併用しながら照射を行います。
1パス目の目的は【全体に針穴をあけること】+【マックームの薬液導入も並行して行う】
2パス目は2MHz、バイポーラーモードで頬・下顎・鼻に絞って照射します。
2パス目の目的は【バイポーラーモードでラジオ波を効かせる】+【マックーム導入】
3パス目はラジオ波をオフして【薬液導入】をメインで行います。プリセットの「pumping」を使用し、LevelTで施術します。
ダブルショットで頬・下顎・鼻を中心に、お客様ごとのウィークポイントを集中的に施術します。