オリジナルシューズ
オリジナルシューズ
オーダーメイドインソールに合わせる専用の靴を【なかにし形成外科クリニック オリジナル】で作成しました。
奈良県大和郡山市にある【オリエンタルシューズ株式会社】様と共同開発させていただきました。
外反母趾や扁平足による足の痛み、胼胝(たこ)、鶏眼(うおのめ)の治療にはインソールの保険治療が適応になります。
ただしインソールを装着する靴は患者様自ら用意してもらう必要があります。
インソールが必要な足に適した靴の要素、それは以下の3点です。
外反母趾や開張足の変形の方が多く、足の横幅にゆとりがある靴で小趾側や母趾側が窮屈にならない構造が必要です。靴の横幅サイズとして2E~4E。
くらいが望ましいです。しかし、患者様の中には一般の靴屋さんで「4E」の靴を探すことが難しいと言われる方もおられます。店員さんが詳しい方であればいくつか提案していただけるのでしょうが、よく「見つからなかった・・・」と言われて、非適合な狭い靴(いわゆるDサイズ)の靴を購入してこられたり、中敷が外せない革靴を購入されてきたりする場合がありました。
当院のHOPE-01はインソールを入れる専用の構造であり、横幅(周径)は4Eで作成されています。中敷はインソールを入れるために、元々ついておりません。
インソールを入れて靴を履くときに大切なのは、「紐をしっかりしめること」です。日本人は靴を抜いて家に上がる文化であり、靴を毎回脱ぎ履きするので、紐の締め外しを面倒くさく感じる方が多いようです。緩めに紐をしめて、踵をふんで靴を脱ぎ履きしていませんか?
紐を緩めに履くと、靴の中で足が前後にずれるため、せっかく足のアーチに合わせて作成したインソールの足底に当たるポイントがずれて、体重分散がうまくできません。
インソールの効果を最大に感じてもらうために、紐の結び方として足首側(最後の1−2穴)の紐はしっかり目に締めることをお勧めしています。そうすると毎回紐を解かないと靴が脱げません。そこで便利なのが「ジップアップ式」の構造です。一度紐の固定を決めてしまえば、その後の靴の脱ぎ履きはジップを利用すると非常に便利です。固定性が毎回損なわれず、インソールの効能を十分に発揮できるようになります。
HOPE-01は「ジップアップ式」を採用しています。デザイン的に目立たないように内側に配置しています。
インソールを作成しても、それを入れる靴が「好みに合わない」ものだとしたら、毎回履く気になりません。残念ながら4Eのサイズの靴にはあまりデザイン性の良いものがありません。「おじいちゃん・おばあちゃんが履いている靴」みたいに見えるものや、「カッコ悪いウォーキングシューズ」みたいなものばかりです。
探せばレザーでスタイリッシュなものもあるにはあるのですが、ニーズが少ないからか非常に高価です。(ドイツ製で4万円を超えることが多いです)
靴のデザインについて、1医師があれこれ物申すのは無理があると思っておりましたが、クリニック開院と同時に「自分が履きたくない靴を患者様に提案する」ということが耐え難く、納得いくデザイン性の靴を自分でオーダーして患者様に提案できればいいなと思うようになりました。
靴のメーカーさんに色々問い合わせをするなかで、同じ奈良県の靴メーカー「オリエンタルシューズ」様に出会いました。今回のHOPE-01の完成に至るまでには色々と試行錯誤を重ね、メーカーさんには無理を色々聞いてもらいました。
実際、自分で日常的にHOPE-01を履いてみて、「これなら患者様に自信をもってお勧めできる」と思い、今回発売に至っております。
デザインは好みが分かれるところでありHOPE-01のデザインも万人に受けるわけではありませんが、とにかく無難なシンプルなデザイン性を追求し、ファッションコーディネートや年齢による好みを超越した、「誰でも合わせやすく、品のある靴」になっていると思います。
外反母趾の方でもゆったり履けるように、周径(ワイズ)は4Eの木型を使っています。外反母趾対応の靴はどうしても先端が丸みを帯びたデザインになりがちです。HOPE-01は4Eのワイズを保ちながら、先端が少しシャープな印象になるようにデザインしています。すっきりした印象になります。
足のトラブルにお悩みの方の「最善の靴」となることを願って、この靴を作りました。
インソールによる足底のトラブル解消とともに、足が収まる靴の機能性やファッション性も考慮した、「Best」な靴になることを願っています。
HOPE-01(インソール用オリジナルレザーシューズ) | WHITE (白) | 25,000円(税込27,500円) |
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BLACK(黒) | 25,000円(税込27,500円) |
※インソールはついていません。