当院では眼瞼下垂の手術はかなりの件数を一人で対応しております。
そもそも一人しか医師がいませんので、当たり前ですが・・・。
挙筋前転術は何度やっても、とても奥が深い手術だと思います。一人として同じ瞼は存在しませんし、中の構造についても毎回新しい発見があります。
たくさん手術をすることでわかってくることがあります。個人的にはどのような患者様にも満足できる結果を出せるように、基本的な流れはあまり変えずに意識しております。その方の眼瞼構造に合わせた個別の細かい工夫は毎回織り込み手術をしています。
慣れも大切ですが、基本技術がとても大切だなと毎回思います。
手術のスピードも非常に大切です。10分手間取ると腫れ方が変わります。
麻酔の注入の仕方も0.1ml違うだけで結果に影響します。
繊細な操作は時間がかかるのではなく、結果としてスピーディーな手術につながります。
良い機械を使うことも大切だと思います。最近、止血のバイポーラー先をグレードアップしました。これも手術の操作に影響します。
眉下皮膚切除にしても挙筋前転術にしても、簡単ではありませんが術者として「非常に面白い」手術であると感じます。
眼瞼下垂は瞳孔に瞼がかかっており、症状(瞼が重い、頭痛・肩こりがひどい、視野狭く見づらい)などがあれば保険治療が可能です。
是非ご相談ください。