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ZO SKIN HEALTHから新製品が発売されます!
「ロザトロール」2025年4月発売予定 50ml 16,500(税込)
先日のZO SKIN HEALTH 2024 AWARDで発表されました!
当日参加クリニックにはサンプルが先行で配られましたので、手元に現品があります。
今回はどこよりも先にこのロザトロールについて解説したいと思います。
YouTubeでも解説しています!そちらも是非ご覧ください。チャンネル登録もよろしくお願いします!
あから顔のスキンケアに「ロザトロール」という選択肢
2025年4月発売 50mL ¥16,500(税込)
あから顔のスキンケアに新しい選択肢
顔の赤みや酒さに関連する複数の肌悩みを目に見えて軽減することが臨床的に証明された、特許取得済みの美容液
・酒さの肌悩みが増えている日本市場にあわせて処方を改良
・従来のアゼライン酸に頼らないアプローチで、マルチに肌の赤みに働きかけ、ゼオスキンヘルスのテクノロジーを組み合わせて肌に活力を与える新しい選択肢
製品特徴
①顔面の紅潮を最小限に抑制
②過剰な皮脂を抑制
③健康的なマイクロバイオームを促進し、肌バリアをサポート。肌色を落ち着かせる
④強力な抗酸化作用を発揮
⑤マイルドな酵素的角質除去により肌の凹凸を低減
新技術(New Technology)
新テクノロジー【マルチレッドネス コンプレックス(Multi-Redness Complex)】に加えて、
ZO-RRS2、ZPOLYの3つの複合体のトリプル処方により、赤みケアに加えて、肌に活力を。
主要成分と効能
考察・結論
ここからは院長中西が考えるロザトロールという製品に託された意味合い・メッセージを読み解く時間です。(勝手な見解ですので合っているかはわかりません)
ゼオスキンヘルスの製品は一つずつ製作者の想いが込められていると思っています。なので患者様に提案するまえに必ずその意味合いを考えてから販売するようにしております。マニアックな考え方も入ってきますが、大事なことだと思います。
①赤みに対して効く成分・技術をふんだんに盛り込んでいる
マルチレッドネス・コンプレックス(ラクトース・ミルクプロテイン・ブロッコリー抽出物)、
ZO-RRS2(ニガハッカ成長点細胞培養液・エーデルワイス成長点細胞培養物)
ZPOLY(ラミナリアディギタータエキス、オプンチアフィクスインジカ茎エキス、ガラクトアラビナン、βグルカン)
ZPOLYについては高い保水作用+ブースト効果を持つそうです。
赤みに対抗する成分・複合体を3つも重ねて入れているところは特徴的です。
しっかり「あから顔対策製品」と言い切りたいという証でしょう。
この製品、ターゲットを1つに絞るなら「あから顔やニキビ痕の赤みのお悩み」に効果的と提案できると思います。
②マイクロバイオームバランスブレンド
マイクロバイオームというワードがトレンド。BIOJUVE(バイオジューブ)などの製品が最近話題になっていますが、肌にも常在菌がたくさんいて、それらを整えることが美肌化につながるという発想。
肌育という考え方やマイクロバイオームという流行に、本製品は非常に合っているのかなと思います。ホームケア製品はやはり「患者さんが買って使ってみたい」と思ってもらえなければ、いくら良い製品でも価値が半減してしまいます。なので流行というのはとても大切です。
肌育・マイクロバイオームという流行に合致した「ロザトロール」と紹介していくつもりです。
③パパインが酵素的角質除去効果をもたらす
表層の角質除去はマイルドなパパインをセレクトしています。いつもならグリコール酸とか使うのにね。このあたりにこの製品のコンセプトが隠れているように感じました。いつものガンガン反応させて、皮めくって、ターンオーバーさせて!効果ださなきゃ意味ないでしょ!的なゼオスキンの勢いとはまた違った、「大人な対応」をかもしだしています。
赤みに敏感な人が使う製品だからこそ、マイルドなパパインによる角質除去なのだと思います。
④匂いはほぼ無臭。
ジャンマリーニから先に出ているあから顔対策美容液「ロザリーブ・フェイスローション」との大きな違いはココ!
ジャンマリーニのロザリーブ・フェイスローションは「穀物の香り」がします。決してよい匂いとは思えません。当院では保湿を足す作用も考えてハイラフェイスクリームと一緒に使ってもらいますが、2品必要というデメリットはあります。ロザトロールは、若干のアルコール系のにおいがふわっとしますが、ほぼ無臭です。
においに敏感な方もこれなら使いやすいでしょう。
⑤アゼライン酸配合なし!
あから顔にアゼライン酸というイメージですが、明確な機序はわかっていないようです。
アゼライン酸の効能として想定されているのは以下のとおり
✅ 炎症を抑える → 赤みが軽減
✅ 皮脂を調整する → 炎症を防ぐ
✅ 毛包虫を抑える → 酒さの悪化を防ぐ
✅ 角質を整える → 肌のバリア機能を回復
赤ら顔に対して、炎症の抑制と皮脂バランスの調整を主な機序として効果を発揮 します。アゼライン酸はあから顔に効果をもたらすには15~20%の濃度まで上げる必要があると言われていますが、高濃度ではピリピリ感・赤み・乾燥 などの副反応が出るため、逆に悪化してしまうような方もいるようです。
一方でロザトロールは反応性のあるアゼライン酸を使用しないことで、代わりに赤みに対して反応する成分を3つの複合体として十分に組み込むことや、マイクロバイオームという近年注目されている肌の細菌叢という視点から健やかな肌を目指す方向に進んでいるようです。
反応ガンガン出すZO SKIN HEALTHの考え方からは少し意外でしたが・・・イメージとしては
「優しいあから顔対策」という感じでしょう。
たしかにあから顔の方は「反応で赤くなることがコンプレックス」でもあるので、こういった優しい製品であから顔をゆっくり抑え込んでいくという製品は患者さんにも勧めやすいですね。「ゼオスキンだけど塗っても赤くならないよ!」と言ってあげれそうです。