Stellar M22(フォトフェイシャル)の治療について|なかにし︎形成外科クリニック|近鉄生駒駅の形成外科・美容皮膚科

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Stellar M22(フォトフェイシャル)の治療について|なかにし︎形成外科クリニック|近鉄生駒駅の形成外科・美容皮膚科

最新フォトフェイシャル「Stellar M22」

フォトフェイシャル®は、日本ルミナス社製のIPLというマイルドな光を顔全体に照射し、様々な肌トラブルを改善していく治療です。フォトフェイシャル一般的には「光治療」「IPL:Intense Pulsed Light」と呼ばれ、特殊な波長の光を肌に照射することで肌のしみ、しわ、たるみ、毛穴の開き、毛細血管拡張など様々なトラブルを改善してくれる治療です。

シミ・ソバカスの原因であるメラニン色素や、赤ら顔の原因であるヘモグロビンなど、複数の色素に作用して改善するとともに、真皮層にも働きかけることでコラーゲンを増生し、肌のキメや質感を整えます。透明感がアップし、ハリのある素肌がよみがえります。今まであきらめていた様々な肌トラブルを同時に改善します。

レーザーとは異なるマイルドな光治療のため、痛みが少なく、施術時間は15分~20分、直後からメイクも可能でダウンタイムもないため、気軽に受けることができる美肌治療です。麻酔も不要で、ダウンタイムも少ないので、挑戦しやすい美容メニューと言えます。

なかにし形成外科クリニックで導入予定の最新型機種、「Stellar M22」のフォトフェイシャルの効果的な照射について解説します。

■効能・効果

しみ・そばかす
くすみ
赤ら顔・毛細血管拡張
毛穴の開き
小じわ
ハリ感

フォトフェイシャルはなぜ効果があるのか

フォトフェイシャル Stellar M22は、光の届く深さにあわせたフィルターを変更することで色んな効能を生み出します。たとえば、シミに特に効かせたい場合は浅めを狙ったフィルター、たるみや毛穴、脱毛を狙う場合は深めのフィルターというように、目的別に設定されています。

上記のイラストのように、浅いところに存在するシミの治療には515nm,560nmのフィルターをセットして、シミを標的として照射します。

一方で、695nmのフィルターをセットすると、真皮の中層から深部に光が集中的に届くので、真皮が光のエネルギーにて引き締まり、毛穴や小じわ、たるみの改善が得られます。

表皮と真皮の境目に毛細血管が多い層があり、いわゆる赤ら顔はこの辺りの血管拡張が主体となります。こういった場合には590nmのフィルターで毛細血管を標的として光を照射します。

いろんな照射方法がありますが、stellar m22を有効利用してフォトフェイシャルの効果を確実に感じられるようにするには、個々の肌質に合わせていくつかのフィルターで波長を変えて複合照射します

①タイトニング照射 (695nm):顔全体の引き締め、毛穴の開きやシワの改善に特化したフィルターによる照射

②しみ・くすみ照射(560nm〜590nm):範囲の広いしみ、赤ら顔、顔全体の明るさ改善に特化した照射

③スポットシミ照射(515nm):スポットしみやそばかすに個別に照射

特にお悩みの多い「しみ、くすみ」に関しては、全体照射とスポット照射の両方を行います。

病院にもよりますが、少ないショット数(60-80ショット前後)で回数を多く設定している場合もあります。そういうクリニックのフォトフェイシャルは「毎月照射を7-8回してから効果が実感できる」という説明をされることがありますが、ショット数の多い当院の照射方法では1回-2回だけでも充分な改善が期待できます。

フォトフェイシャルの効能

そばかす状のシミは劇的に改善することが多く、フォトフェイシャルの良い適応です。

IPL施術前

IPL 2回照射後

スポット状の濃いシミは、スポット照射を繰り返すことで少しずつ薄くしていきます。ダウンタイムが少ないので、1−2ヶ月毎の全体照射のタイミングで、スポットしみのところも重点的にスポット照射を繰り返します。

しわの改善も顕著に現れます。目尻、目元のシワの改善は、照射前後の写真比較をすると際立つので、フォトフェイシャルを受けるタイミングで必ず写真を撮影し、2回目以降は初回と比較するようにしています。

たるみについても顎の下あたりが引き締まり、顔のラインがシャープになることが多いです。フォトフェイシャルでたるみが取れた患者さんは、少し痩せた印象になりますので「痩せましたか?」と聞いてしまいますが、体重の変化はないので否定されてしまいます。

赤ら顔についての効果は少し遅れて現れます。それでも2−3回ほど照射すると、頬の下の方や外側から赤みの範囲が減ってきます。温度差で火照ることが減ったとよく言われます。

IPL施術前

IPL施術後

副産物として口周りの産毛の脱毛効果が得られます。脇や足の脱毛と同じく「毛周期」があるため3−4回照射すると効果が出てきます。顔剃りなどム毛処理が減って楽になるのと、化粧乗りがよくなること、あとは毛穴が縮小して目立ちにくくなり、きめ細やかな肌質になるなどの効果が得られます。

照射後の反応

照射直後しみ・そばかすに一致して少し赤みが出る程度です。

2−3日すると小さな黒い斑点がポツポツと浮かび上がってくるように出ます。1週間ほどすると自然に洗顔しているうちに取れて、きれいになります。

レーザー後のような色素沈着はほとんどありません。特にガーゼや軟膏などの処置は不要で、普通に基礎化粧品を使用してもらって、洗顔、入浴も通常通りでOKです。

次はいつ照射するのか

フォトフェイシャルは肌にとって強烈な光を照射する治療であり、あくまで「ダメージ」と考えます。短期間での連続での照射は推奨していません。

うちではフォトフェイシャルとともにホームケアによる治療を積極的に勧めています。

積極的に治療を進めていきたい方には、エレクトロポレーションとの併用もおすすめです。

フォトフェイシャルだけで言えば1〜2ヶ月ごとの照射です。

フォトフェイシャルはダウンタイムが少ないとは言え、細かい「照射後炎症性色素沈着」は生じており、それらがしっかり抜けるのを待ってから2回目照射を行わなければ2回目のビームが色素沈着に邪魔されて本来の照射力が引き出せないためと考えています。

レーザー治療であれば6ヶ月ほど色素沈着が引くのを待つことも普通です。2ヶ月開ける間に、ホームケアでしっかり改善して次の照射に備えます。ここをゼオスキンで整えあげれば完璧です。

ホームケアで基礎をしっかり固めることで、より引き立つフォトフェイシャル

ホームケアで基本的スキンケアがしっかり出来ていなければ、せっかくのフォトフェイシャルも「実力」を発揮できません。

たとえばホームケアが改善力の高いもの(ゼオスキンのシリーズなど)を使用している場合はフォトフェイシャルを行えばさらに改善の速度は上がります。半年くらいの間にぐんぐんよくなっていく印象です。

上記の図を御覧ください。

ホームケアを改善力の乏しいもののまま、フォトフェイシャルを追加しても、1−2ヶ月の待機中にホームケアによる「押し上げ」がないため、徐々に劣化が進んでしまいます。無理に回数をふやしてフォトフェイシャルで維持させようとしても、ダウンタイムが生じてしまいますし、費用負担も増えます。

ここまで説明しておきながら微妙な話ですが、正直なところ、フォトフェイシャルをしなくても、ゼオスキンの改善力が半端なく強いため、予算に限りがある方にはフォトフェイシャルよりもゼオスキン のホームケアによる対策を優先させています。

フォトフェイシャルはあくまで「引き立て役」です。でも映画でもドラマでもそうですが、「引き立て役」にしか出来ない良い仕事をしている感じです。

フォトフェイシャルが美容診療を受けるきっかけになっている方も多くおられます。まずはご希望の施術を受けられて、信頼関係が出来てからホームケアの治療に移られる流れが非常に多いように思います。


レーザーよりフォトフェイシャルをオススメする理由

結論:フォトフェイシャルのほうがダウンタイムが少なく全体治療を低価格で実現できる。最新のIPLは進化しており、レーザー並の「シミ除去効果」あり、色素沈着が少ない。

レーザーでシミ取り放題<全体照射ということを、イメージしましょう。解説します。

ダウンタイムが少ない

レーザー治療は主に「Qスイッチルビーレーザー」「Qスイッチアレキサンドライトレーザー」「ピコ秒レーザー」が挙げられます。シミ治療としては昔からスタンダード治療として実施されてきました。

デメリットは「ダウンタイム」です。レーザー照射はメラニン色素を破壊するパワーは強いのですが、その反面、色素沈着をいかに抑えるかがポイントになります。体質によってはほとんど色素沈着が出ない方もいますが、日本人の3分の1くらいの方が色素沈着がでやすい体質といわれており、照射後にいろんなケアで対策していくことになります。

フォトフェイシャルはそばかすタイプの薄い小さい点状のシミにはよく効きます。全体照射をざっと照射した後に、それぞれのスポット状のシミに対して個別にスポット照射をしていきます。浅いシミに焦点をしぼったフィルターを使えばレーザーに劣らないくらいの改善力が得られます。

なによりダウンタイムが少ないことは最大のメリットです。

また全対照射していることから、気になるシミ、狙ったシミ以外の「隠れシミ」にまで効果を発揮するので、予想していた以上の付加価値が得られます。

全体治療を低価格で

フォトフェイシャルは機械もどんどん進化し、数年前よりも導入クリニックが増えたために価格がかなり抑えられてきました。

現状の価格帯が「適正価格」と言えると思います。

全顔治療を、フォトフェイシャルの適正価格で、適正なショット数・ショット出力で提供しているクリニックを見つけることができれば、「レーザーよりフォトフェイシャルが良い」と思えるはずです。

レーザーのほうが良い適応と言えるのは「完全に1箇所だけのスポットシミを取りたい」という人でしょう。そこだけ治療でいいなら、フォトフェイシャルを全顔する必要はありません。

気をつけるべきは、フォトフェイシャルの「機器」、「ショット数」「照射出力」「そのクリニックのこだわり」だと思います。全顔50−70ショットのみ、10分くらいの施術で「フォトは7−8回しないと効果ないですよ」なんていうクリニックは要注意だと思います。

せっかくフォトフェイシャルには光線の波長をコントロールできる能力があるので、浅め・深め・スポットを変えて全体・局所というように、いろんな角度で全体治療を行うクリニックは信頼出来ると思います。単にショット数が多いだけでも「痛いだけ」になりますので、適正なショット数で適正な出力で照射してもらいましょう。

ショット数や出力についてまで言及していたり、クリニックオリジナルの照射方法を研究しているようなところは、かなり機械の特性を研究されている先生がいるはずなので、効果も良いと思います。フォトフェイシャルといってもクリニックによって効果が全然違うということです。

「取り放題」というパワーワードにやられがちな「全体治療」

「しみ取り放題」ってパワーを感じる用語ですよね。先日も、カフェで勉強していると後ろに座ったご婦人たちが「シミ取り放題って行ってきたのよー♪」みたいなお話をされていました。噂を聞きつけ、わざわざ電車で30分ほどの遠くまで行かれたようです。

それくらい「取り放題」というインパクトのある言葉は人を惹きつけます。

でもよく考えてみてください。レーザーで取り放題って、自分が指定した「ここ!」っていうところにレーザーを当ててもらえるということですよね。小さいシミが沢山あるので、取り放題のほうが安く済みそう・・・。いえいえ、フォトフェイシャルはそもそも全体照射ですよ。

フォトフェイシャルで顔全体の「目立つシミ、目立たないシミ、隠れシミ」もすべてひっくるめて、全体照射をしてから、気になるシミは指定してスポット照射を念入りにしてもらえば「取り放題」以上の効果が得られます。

取り放題は言い方を変えれば「患者さんが希望したところだけの治療」であり、「希望されなかったところは治療していません」

全体照射は「お顔のトータルコーディネート」、希望とか関係なく、お顔の全体のシミ・たるみ・毛穴の開き・産毛などすべてを改善させてくれます。

「食べ放題」「詰め放題」「取り放題」というような「甘い言葉」は、しっかりと見極めて、理解する必要があります。

それにしても「取り放題」というパワーワードは魅力的なのは確かです。

自分なら「IPL基本全体照射しっかり+局所の気になるところのスポット照射当て放題」というメニューが理想です。


Stellar M22を受ける際の注意点

<施術を受けられない方>

・光過敏症・光アレルギーの方

・妊娠・授乳中の方

・てんかん・光に当たるとけいれんを起こしやすい方

・過度の日焼けをされている方

・血液をサラサラにするお薬を内服中の方

・ペースメーカーならびに重篤な心疾患をお持ちの方。

美容用の糸・シリコンプロテアーゼが入っている方は施術できない可能性があります。

カウンセリング時にお気軽に確認してください。

<主なリスク・副作用・注意事項 >

施術の前後は、日焼けを避け、日焼け止めを使用してください。紫外線に当たると色素沈着の原因となります。しっかりと保湿してください。

機能性のある化粧品は、(グリコール酸、レチノール、ハイドロキノン、トレチノイン等)は、使用しないでください。

メイクは当日から可能ですが、赤みが出ている場合は控えてください。こすらないように優しくメイクしてください。

施術当日から、入浴は可能ですが、サウナや半身浴は避けてください。

お顔のマッサージは避けてください。


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