フルショットピコは3種のピコスポット・ピコトーニング・ピコフラクショナルを患者様の肌質や目的に合わせてうまくブレンド、組み合わせた複合治療です。
いわば「お顔全体の総合治療」です。
①ピコスポット(主に色素沈着が出にくい730nmハンドピースを使います。口唇のスポットシミや脂漏性角化症には532nmハンドピースを使います)
スポットシミが改善します。目だつところを中心に10分程度、ほぼ当て放題の状態でスポット治療を行います。シミの少ない人は200-300ショット、多い人は800-1000ショット近くになります。
②ピコトーニング 1064nmハンドピースで両頬 2Pass :2000-3000shot
肝斑やくすみ、色調が改善します。出力弱くピコレーザーを顔全体に2巡照射します。繰り返すことで肝斑が薄くなります。肝斑に使える施術は少ないので貴重な治療だと思います。
③ピコフラクショナル 1064nmフラクショナルを全顔1Pass +532nmフラクショナル全顔1Pass
毛穴や小じわ、肌の凹凸、肌全体のくすみ・色調が改善します。1ショットで6mm×6mmの範囲内に100個のレーザー照射を行います。それを顔全体に「深い層まで届く1064nmの波長」と「浅い色素に反応する532nmの波長」の2巡照射します。だいたい1200ショット×2くらい照射します。
おそらく合計で5000ショットは超えるメニューとなっています。
終わった後はリンデロンVGで炎症抑制、自宅では当院オリジナルの「クリアスキンアクアパック(鎮静効果)」で2日目のケアまでサポートします。
施術前
施術直後
ピコスポット 730nm 166ショット、532nm 12ショット
ピコトーニング 1064nm 2552ショット
ピコフラクショナル 1064 nmResolve 1161ショット、532 nmFusion 1206ショット
合計5097ショット
さすがに直後は真っ赤になっています。ダーマペンの施術を受けた時のごとく、反応がシッカリでます。
リンデロンVGを塗布してクーリングして様子をみます。
1日後
昨日の赤みは嘘のように引いています。赤みの経過をもう少し詳細にお伝えすると、業務後の19時30分ごろに照射を受けていましたが、帰宅後の22時ににはすでに赤みはかなり改善していました。実質2時間ほどでかなり引いたということになります。スタッフさんへのデモ照射では、赤みが強めに出た方でも2日くらいでほぼ引いていることを確認しております。少し個人差はありますが、ピコによる赤みの発生はかなり早期に引くということです。
代わりに出現しているのがスポット照射後の反応性痂皮(黒いカサブタ)早くも1日目でしっかり目立ってきています。
3日後
痂皮はまだしっかりついている状態です。なんとなく色調が全体的に濃くなった?ように思いました。軽い色素沈着なのか、表層のメラニンが反応性に浮いてきているような状態だと思います。この辺りがダウンタイムのピークと考えます。
1週間後
1週間で細かいカサブタは取れ始めました。肌のターンオーバーにて押し出されるように表層がなんとなくざらついています。あまりこの時点では肌がきれいになったという実感はまだありませんでした。色素沈着?肝斑が悪化した?など考えましたが、とにかく保湿しながら様子をみていました。
2週間後
1週間後と2週間後でかなり変化がでました。おそらくターンオーバーが進み、表層で反応していたメラニン色素の破片が吸収されたか、押し出されたか。痂皮は無くなり、1週間後に気になっていた色素沈着も改善してきました。なにより毛穴が目立たなくなっているのに驚きました。ツヤ感がアップし、いろんな人に肌がきれいになったことを指摘されるようになりました。これをもってフルショットピコは2週間で安定すると実感しました。この後うちの方針ではケアシス(ペップビュー)をお勧めしています。2週間後でピコのダメージが抜けたあと、さらに肌の改善をブースター的にUPさせるのにはケアシス(ペップビュー)が最適です。
そしてさらに2週間後(フルショットピコ初回から1か月後)に2回目のトータルピコを行う。これが最適解だと考えています。1カ月毎の3回治療を基本、その後は3か月に1回程度で維持させていく(もしくはゼオスキン・セラピューティック)のが理想です。
是非、3回のフルショットピコをお試しください!
施術前(拡大)
3日後(拡大)
2週間後(拡大)
フルショットピコ、恐るべし・・・・。さすがに大阪や近隣の相場が1回10万を超えてくる理由はわかりますね。
フルショットピコ初回:麻酔・リンデロンVG・クリアスキンアクアマスク1枚付き 45,000円(49,500円)
2回目以降:麻酔・リンデロンVG・クリアスキンアクアマスク1枚付き 35,000円(38,500円)