
今回は、長年ニキビに悩まれていた患者様の症例をご紹介します。
保険診療で約4〜5年治療を継続されていましたが、十分な改善が得られず、イソトレチノイン内服療法へ切り替えました。
治療結果(Before / After)
イソトレチノイン20mgを5か月内服した結果、
炎症性ニキビが大幅に減少し、肌全体の状態が安定しました。
繰り返し出現していた赤いニキビがほぼ消失し、
皮脂によるテカリや毛穴の詰まりも改善しています。
イソトレチノインが効く理由
イソトレチノインは、従来の保険治療とは異なり、
ニキビの原因そのものに直接作用します。
主な作用は以下の通りです。
- 皮脂分泌の強力な抑制
- 皮脂腺の縮小(活動低下)
- 毛穴の詰まりの改善
- 炎症の抑制
これにより、「ニキビができ続ける状態」から脱却することが可能になります。
今回の症例でも、これらの作用がしっかり現れ、
長年続いていたニキビのループを断ち切ることができました。
残るニキビ跡について
治療後は大きく改善していますが、
軽度の赤みや質感の変化(ニキビ跡)は一部残存しています。
この段階では、以下のような追加治療を行うことで、
さらに肌質の改善が期待できます。
- ポテンツァ
- フォトフェイシャル
- ピコフラクショナルレーザー
「ニキビを止める治療」と「跡を改善する治療」は分けて考えることが重要です。
保険治療で改善しない方へ
ニキビ治療はまず保険診療からスタートするのが基本ですが、
一定期間行っても改善が乏しいケースは少なくありません。
特に以下のような方は、
イソトレチノインの適応を検討する価値があります。
- 数年以上ニキビが続いている
- 常に炎症性ニキビがある
- 治ってもすぐ再発する
- ニキビ跡が増えてきている
こうしたケースでは、
早期に治療方針を切り替えることで、結果的に治療期間・コストともに抑えられることが多いです。
治療概要
治療内容
イソトレチノイン内服療法(20mg/日 × 5か月)
費用
1か月 17,490円(税込)
(内訳:薬剤費+採血+再診料)
主なリスク・副作用
皮膚・粘膜の乾燥、頭痛、発疹、肝機能異常、脂質異常、めまい、吐き気など
※妊娠中・妊娠予定の方は内服できません(催奇形性あり)
まとめ
- 重症ニキビに対してイソトレチノインは非常に高い効果を示す
- 皮脂腺そのものに作用し、根本的な改善が可能
- ニキビ跡は別治療(ポテンツァ等)でさらに改善可能
- 保険治療で限界を感じたら、早めの切り替えが重要
難治性ニキビでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。









