
「最近まぶたが重たい」
「眠そうに見えると言われる」
「視野が狭くなって歩きにくい」
このような症状の原因として多いのが、“腱膜性眼瞼下垂”です。今回は、高齢者の眼瞼下垂に対して行った「挙筋前転術」の症例をご紹介します。
高齢者に多い「腱膜性眼瞼下垂」とは?
眼瞼下垂とは、まぶたを持ち上げる筋肉(眼瞼挙筋)の働きが弱くなり、上まぶたが下がってしまう状態です。
特に高齢者では、加齢によって挙筋腱膜が緩み、黒目にまぶたがかかってしまう“腱膜性眼瞼下垂”が多くみられます。
症状としては、
・視野が狭い
・眉を上げないと目が開かない
・額のシワが増える
・頭痛や肩こり
・疲れて見える
などがあります。
また、視野が狭くなることで段差が見えにくくなり、転倒リスクにもつながります。
挙筋前転術で自然に視野改善
今回の症例では、「挙筋前転術」を行っています。
挙筋前転術は、ゆるんだ挙筋腱膜を適切な位置に固定し直すことで、まぶたの開きを改善する手術です。
術後はMRD(黒目から上まぶたまでの距離)が改善し、しっかり視野が広がっています。
目元が自然に開くことで、見た目の印象もかなり元気になりますね。
高齢者では若い方と比較して、
・皮膚が薄い
・血管がもろい
・組織の回復がゆっくり
という特徴があるため、術後の腫れや内出血がやや長引く傾向があります。
それでも、時間経過とともに徐々に落ち着いていきますので、経過を見ながら調整していきます。
眼瞼下垂は「機能改善」の手術です
眼瞼下垂手術は美容目的だけではありません。
実際には、
✔ 視野改善
✔ 眉上げの負担軽減
✔ 頭痛・肩こり改善
✔ 疲れ目改善
✔ 転倒リスク低下
など、“日常生活の質を改善する手術”としての意味合いが非常に大きい治療です。
「歳だから仕方ない」と思っている方でも、まぶたが改善することで生活がかなり楽になるケースがあります。
最近まぶたが重たい方は、お気軽にご相談ください。
【治療内容】
挙筋前転術
【費用】
短期滞在手術(日帰り)
3割負担:約48,000円
2割負担:約32,000円
1割負担:約16,000円
【主なリスク・副作用】
目元の腫脹、内出血、左右差、二重(ふたえ)形成、ドライアイなど








