
思春期ニキビは、「そのうち治る」と思われがちですが、炎症が長引くと赤みや凹みなどのニキビ痕を残すことがあります。
今回は、額ニキビ(尋常性ざ瘡)に対してイソトレチノイン内服を行い、大きく改善した症例をご紹介します。
保険治療でも改善しなかった額ニキビ
今回の患者様は、思春期特有の“皮脂分泌過剰タイプ”のニキビでした。
特に額を中心に炎症性ニキビが繰り返し出現していました。
他院皮膚科にて、
・アダパレン(ディフェリンゲル)
・漢方治療
を長期間継続されていましたが、十分な改善が得られず、当院へご相談いただきました。
思春期ニキビでは、ホルモン変化に伴う皮脂分泌増加が強く関与していることが多く、外用薬だけではコントロールが難しいケースも少なくありません。
イソトレチノインが「皮脂そのもの」を抑える
当院では、イソトレチノイン20mgの内服治療を開始しました。
イソトレチノインは、ビタミンA誘導体の内服薬で、皮脂腺そのものを縮小させる作用があります。
つまり、“ニキビができにくい肌環境”へ変化させる治療です。
特に、
・額ニキビが多い
・皮脂がかなり多い
・何度も再発する
・保険治療で限界を感じている
というタイプには非常に効果的なことがあります。
今回も、5カ月の内服によって炎症性ニキビが大きく減少し、肌質自体もかなり安定しました。
ニキビは「痕になる前」の治療が大切です
ニキビ治療で重要なのは、「今できているニキビ」を治すだけではありません。
炎症が続くことで、
・赤み
・色素沈着
・クレーター状の凹み
など、長期間残るニキビ痕へ移行することがあります。
特に思春期ニキビは、皮脂分泌が強いため悪化スピードも早く、「気づいたら痕になっていた」というケースも少なくありません。
保険治療で改善が乏しい場合は、早めに次の治療選択肢を検討することも大切です。
ニキビでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
【治療内容】
アクネトレント内服療法(イソトレチノイン)20mg 5カ月内服
【費用】
1カ月 17,490円(税込)
(イソトレチノイン20mg+採血+再診料)
【治療の主なリスク・副作用】
皮膚や粘膜の乾燥、頭痛、発疹、肝機能異常、コレステロール値上昇、めまい、吐気、流産・奇形児のリスク








