
顔の目立つところにある黒子(ほくろ)、ずっと気になっているのに「どこに相談すればいいかわからない」という方は多くいらっしゃいます。実は形成外科では、黒子の切除を保険診療で行うことができます。
今回は下顎の母斑切除のビフォーアフターをご紹介します。
① 黒子とは? レーザーと手術、何が違う?
黒子(母斑)は、メラニン色素を持つ細胞(母斑細胞)が皮膚の深いところまで固まって存在しています。CO2レーザーや炭酸ガスレーザーで表面を削ることもできますが、根(芯)まで届きにくいため、再発したり、クレーター状の凹み跡が残ったりすることがあります。
一方、外科的切除は黒子を「根ごとすべて取り切る」方法です。適切な範囲で切除し、形成外科専門医が丁寧に縫合することで、術後の傷跡を最小限に抑えることができます。今回の症例のように、「基部がしっかりある母斑」には特に手術切除が適しています。
② 術後の経過について
「手術の傷跡が心配…」というお声をよく聞きます。切除後の傷跡の変化は次のような経過をたどります。
- 術後1〜2か月:傷跡に赤みや硬さが出ることがあります
- 術後3〜6か月:色素沈着(やや茶色っぽくなること)が見られる場合があります
- 術後6か月〜1年:肌色に馴染み、やわらかくなり、目立ちにくい傷へ変化していきます
- ファンデーションで仕上げると、術後でもほぼわからないレベルになります
今回のビフォーアフターのように、形成外科専門医による丁寧な縫合処置を行うことで、きれいな仕上がりが期待できます(個人差があります)。
③ こんな方におすすめです
- 顔や体の目立つ場所に気になる黒子がある方
- 以前レーザーで取ったが再発した、またはクレーター跡が残っている方
- 黒子が大きくなってきた、色が変わってきたと感じている方
- 保険診療で治療したい方
- 傷跡をできるだけきれいに仕上げたい方
施術情報
| 施術名 | 皮膚腫瘍摘出術(母斑切除) |
| 診療区分 | 保険診療(K005・K006) |
| 費用目安(3割負担) | 【露出部 K005】 長径2cm未満:約4,980円 長径2cm以上4cm未満:約11,010円 長径4cm以上:約15,030円 【露出部以外 K006】 |
| 主なリスク・副作用 | ・傷跡の赤み・硬さ(術後1〜2か月) ・色素沈着(術後3〜6か月) ・傷跡の肥厚・ケロイド形成(体質による) ・感染・縫合部の離開 ・麻酔によるアレルギー反応(まれ) ・効果・経過には個人差があります |
| その他 | 術前に医師による診察・説明を行います |








