
おでこの筋肉で目を開けていませんか。
「気づいたら片方だけ目が開きにくい」
「おでこの筋肉に力を入れないと目が開かない」
——そんな状態が生まれつき続いている方は、先天性眼瞼下垂症かもしれません。
今回、大腿筋膜を使った移植術で開瞼を改善した症例をもとに、原因と治療の考え方をご紹介します。
その症状、生まれつきのまぶたの筋力不足かもしれません
まぶたを持ち上げる筋肉を眼瞼挙筋(がんけんきょきん)と呼びます。
この筋肉が生まれつき十分に発達していないと、まぶたが下がったままになる「先天性眼瞼下垂症」が起こります。
加齢やコンタクトレンズの影響で起こる後天性の下垂とは原因が異なり、幼少期から症状が続いているのが特徴です。
眼瞼挙筋の力が働かない分、無意識におでこの前頭筋を使って眉ごと引き上げ、目を開けるクセがついてしまう方が多く見られます。
片側だけ眉が上がる、視野が狭い、あごを上げて物を見る、といった状態が続くと、見た目の左右差だけでなく、肩こりや目の疲れなど日常生活の負担にもつながります。
大腿筋膜を利用する「筋膜移植術」とは
先天性の眼瞼下垂は眼瞼挙筋自体の力が弱いため、通常の下垂手術(挙筋前転法)だけでは十分な改善が難しいことがあります。
そこで用いるのが、ご自身の大腿部から筋膜という丈夫な線維組織を採取し、まぶたの瞼板と前頭筋をつなぐ「筋膜移植術」です。
自分の組織を使うため拒絶反応の心配がなく、前頭筋の力で自然にまぶたを開けられるようになります。
ステップ1
大腿部から筋膜を採取
ステップ2
瞼板と前頭筋を筋膜でつなぐ
ステップ3
日帰り手術・約1週間で抜糸
術後の変化と、こんな方におすすめ

今回の症例では、筋膜移植により前頭筋を使ってまぶたが開くようになり、左右の開瞼幅の差も最小限まで改善しました。
二重の形も左右均等に近づき、眉の位置や目もとの印象そのものが変わっています。
額を使わずに自然な表情で目を開けられることは、見た目以上に日々の負担を減らす変化です。
生まれつき片方、または両方の目が開きにくい
おでこの筋肉を使って目を開けるクセがある
左右のまぶたの開き方に明らかな差がある
視野が狭く、見えづらさを感じる
以前の手術で十分に改善しなかった
まずはカウンセリングでご相談ください
| 治療内容 | 眼瞼下垂症手術(筋膜移植法) |
| 費用(日帰り手術・保険診療) | 3割負担 約56,330円/2割負担 約37,600円/1割負担 約18,800円 |
| 主なリスク・副作用 | 目元の腫脹、内出血、二重(ふたえ)まぶたになる、ドライアイ |
| 診察について | 施術前に医師による診察・カウンセリングを行います |








